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アルゴ [映画]

11月の終わり、[カチンコ]『アルゴ』を観てきました!
息するのを忘れてしまうほどの緊張感でした。

アルゴ_チラシ.jpg
★『アルゴ』チラシ★



イランで実際に起こったアメリカ大使館人質事件は、1979年2月にイラン革命が成功した同年11月4日に起きた。
イラン革命で失脚したパフラヴィー(パーレビ)前国王は、1月にエジプトに亡命していた。
パフラヴィー前国王の秘密警察サヴァク(SAVAK)による反体制運動の取り締まりは非常に厳しいもので、国民の生活を脅かし、また、親欧米路線の政策を推し進めたため、イスラム教シーア派の法学者らを中心とした国民から強い反感を持たれるようになり、イラン革命へとつながったのだった。
そして、エジプトから転々としていたパフラヴィーが「癌の治療」という名目でアメリカへの入国を求め、アメリカのカーター大統領はこれを受け入れた。
前国王をアメリカが受け入れたことに反発した過激派は、テヘランにあるアメリカ大使館を占拠し、大使館員ら52人を人質に、前国王のイラン政府への身柄引き渡しを要求した。
一方、大使館が完全に占拠される寸前、6人の外交官が裏口から脱出し、カナダ大使の私邸に身を隠していた。
しかし6人の力だけで国外へ脱出するのは不可能。しかも大使館から逃げ出したことが、占拠した側に判明してしまうのも時間の問題であった。
彼らは、大使館職員達が大急ぎでシュレッダーにかけた写真付きの名簿を、多くの子供達を使って復元させており、捕まれば命の保証はない。
アメリカ政府は6人を救出するため、CIAに応援を要請。人質救出を得意とするトニー・メンデスが呼ばれた。
国務省はいくつかの救出案をトニーに提示したが、いずれも現地イランの状況を把握していないものばかりだったため、彼は全ての案に賛成しなかった。
そしてトニーは自分の案を説明する。
それは架空の(ニセの)SF映画を企画、トニーと6人はロケ地視察に訪れていたカナダ人の撮影スタッフになりすまし、イランを出国するというものだった。。。





実際に起きた話であって、結末がわかっているのに、この緊張緊迫感連続は何なのだろう?
最後の最後まで、気が抜けない(^^;

私はイラン革命について何の知識もなかったのですが、映画冒頭でイラン革命へ至った歴史的背景についてナレーションが入っていて、わかりやすかった。

そして観ていくうち、いつの間にか1979年の革命真っ只中のイランへ入っていた感覚になっていました。
群衆が大使館前で抗議する場面など、これ本物じゃないの?と思ってしまうほどリアルな感じです。
(もちろん当時の状況も知らないし映像も見たことはありませんが。)


今回、製作,監督,主演を務めたベン・アフレック、素晴らしいですね[ぴかぴか(新しい)]
CIAのトニー・メンデス役です。

作戦に協力するトニーの知人の特殊メイク第一人者
ジョン・チェンバースジョン・グッドマン
チェンバースの紹介で協力を快諾するハリウッドの大物プロデューサー
レスター・シーゲルアラン・アーキン
トニーの頼れる上司
ジャック・オドネルブライアン・クランストン







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エージェント・マロリー [映画]

先週、[カチンコ]『エージェント・マロリー』を観てきました。
内容が面白そうと思ったのと、マイケル・ファスベンダー目当てです(笑)。

監督はスティーブン・ソダーバーグ。。。
『エリン・ブロコビッチ』は好きだけど『オーシャンズ…』は好きじゃないので
大丈夫かな?と思ったのですが、
映画.comによると「ソダーバーグ監督は映画小僧に戻ってる」 とあったため、
非常に興味が沸きました(^^)

結果、大正解。
面白かったです[グッド(上向き矢印)][グッド(上向き矢印)][グッド(上向き矢印)]
音楽が70年代〜80年代のスパイドラマ的雰囲気を醸し出しているところがいい。
スリリングな展開がより魅力的に感じます。





自他ともに認める優秀なフリーランスの秘密工作員のマロリー・ケイン
(ジーナ・カラーノ)は、各国の政府機関からさまざまな裏工作を請け負う
民間企業との契約を解消し、長期の休暇をとるつもりでいた。
契約解消については、その裏工作を請け負う民間企業の経営者である かつ
ての恋人ケネス(ユアン・マクレガー)に伝えていたのだが、彼はサンディ
エゴのマロリーの自宅にまでやってきて、イギリス諜報機関MI-6から請け
負ったという任務をどうしても引き受けてほしいと言ってきた。
マロリーははじめは断ったのだが、これが本当に最後という条件で承諾し、
今回のパートナーであるフリーランスの工作員 ポール(マイケル・ファス
ベンダー)と任務を開始するため、アイルランド・ダブリンへ赴いた。
任務は順調に進んでいるかと思われたが、ある夜、トラブル発生。
命の危険をくぐり抜けて逃げ延びたマロリーであったが、いつのまにか殺
人罪で、国際的に指名手配されてしまい。。。



「Haywire(原題)」公式サイト(http://www.haywiremovie.com/)でもらえる壁紙♪
エージェントマロリー_壁紙1.jpg
ワイルドに走る!



主役のジーナ・カラーノがホントに格好いい!!!
私は全く知らなかったのですが、
ジーナ・カラーノは全米女子格闘技界でトップクラスの人気・実力を誇る女性格闘家なのだそうですね。

gina.gif


バッタバッタと男を倒しまくる。いや〜気持ちいいのなんのって(^^)
素手で闘うシーンが多いのですが、格闘家だけにハンパないです。
モデル系のなめらかな肢体ではなく、ムッキムキの腕や脚が疾走する姿は
頼もしく、少しの危うさもない。
一転、ドレスアップした姿はキュートで艶っぽさもあるのです[ぴかぴか(新しい)]



【他の主要キャスト】
・マロリーと同じくフリーランスの秘密工作員にチャニング・テイタム
・アメリカ政府の実力者にマイケル・ダグラス
・スペイン政府関係者にアントニオ・バンデラス
・マロリーの父親にビル・パクストン


マイケル・ファスベンダーは、謎めいた感じがクールさ倍増[揺れるハート]
時折見せる表情がケヴィン・クラインに似ていてトキメキました(笑)

fassbender.gif
公式サイトでもらえるアイコン




まさかの ! 来場者プレゼント


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ミケランジェロの暗号 [映画]

オーストリア映画[カチンコ]『ミケランジェロの暗号』第61回ベルリン国際映画祭正式出品作品
日本では昨年の9月公開の作品です。

wowow放映を録画しておき、夏休み中に観てみました[目]
面白いです(^▽^)


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場面は第二次世界大戦勃発 前年の1938年、ウィーンから始まる。
ユダヤ人である画商カウフマン一家は、400年前にバチカンから盗まれたという
幻のミケランジェロの絵画を極秘に持っていたことから運命が大きく変わろうとしていた。
カウフマン家の家政婦の息子ルディ(ゲオルク・フリードリヒ)はカウフマン家の
家族から愛されていたが、ナチスに傾倒するようになったため、カウフマン家を裏切って、その幻の絵画の存在を密告する。
ナチスはその絵を手に入れ、ムッソリーニにちらつかせて、イタリアとの条約交渉で優位に立とうと目論むが、肝心の幻の絵画をめぐりトラブルが発生し、収容所送りとなっていたカウフマン家の息子 ヴィクトル(モーリッツ・ブライプトロイ)のもとに、ルディが訪れる。
絵についてヴィクトルを尋問するよう上層部から命令されたのだ。
ヴィクトルは自分と家族を裏切った、かつての親友ルディと対面すると、別の収容所にいる母親を救うべく、ある取り引きを持ちかけた。
ルディは上官に指示をあおぎ、取り引きに合意。
数日後、ヴィクトルは一歩間違えば死ぬところであった大きな事故に巻き込まれてしまう。
だが、ヴィクトルはこれをきっかけに大きな賭けに出ることにして。。。
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監督:ウォルフガング・ムルンバーガー


第二次世界大戦,ナチス,ユダヤ…と単語が並ぶと、重苦しい内容を想像しますが
この作品は、いい意味で軽い仕上がりなんですね。

当時の暗雲で覆われたような時代を描きつつも、エンターテイメントさもしっかりと持ち合わせていて、ふたりの男の間の駆け引きにハラハラ!
飽きさせません。

主役ふたりの俳優はイケメンとは言いがたい。
けれども、それがリアリティを感じさせて、実際の当時のユダヤの人達もいろいろと知恵を絞り、生命とそして自分たちの尊厳を守ろうとしたのだろうな…と思いました。



ミケランジェロの暗号 [DVD]

ミケランジェロの暗号 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: DVD



胸がすくラスト、いいです[ぴかぴか(新しい)]






この映画の製作チームは『ヒトラーの贋札』でアカデミー外国語映画賞を受賞しています。
こちらも観てみたいですね。

ヒトラーの贋札 [DVD]








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アーティスト [映画]

GW中のことですが(^^;
[カチンコ]『アーティスト』を観てきました〜。

ご存知、話題のサイレントムービーですね。
第84回アカデミー賞 作品賞を受賞した作品。(ほか計5部門を受賞。)
第64回カンヌ国際映画祭で主演男優賞も受賞しています。

監督・脚本はミシェル・アザナビシウス
主演はジャン・デュジャルダン
フランス作品です。

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1927年のハリウッド。
新作映画の舞台挨拶をする サイレント映画のスターであるジョージ・ヴァレンティン(ジャン・デュジャルダン)。
彼は、ふとした偶然で、映画館の前に駆けつけていた大勢の女性ファンの中のひとり ペピー・ミラー(ベレニス・ベジョ←監督の夫人)と出会います。
それはジョージのちょっとしたファンサービスに過ぎなかったのですが、翌日の撮影スタジオで2人は再会します。
ペピーは駆け出しの女優で、エキストラの役を得ていたのです。
可愛らしい笑顔とダンスも得意な、そして何より自分に想いを寄せているペピーに心惹かれていジョージでしたが、既婚者である彼はペピーに紳士的な態度で接するのでした。
ただひとつだけ、ペピーが売れるようにと、ちょっとしたアドバイスをします。
そして、そんなふたりの運命は、トーキーの時代の幕開けとともに大きく変わろうとしていて。。。
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ハリウッドのサイレントからトーキーへの移行期を描いたもの…と聞くと、
MGMミュージカルの代表作『雨に唄えば』をつい連想してしまいます。
(大好きなもので^-^)
主人公のスター俳優と、彼と共演するスター女優、そして主人公と運命的な出会いをする駆け出しの女優…といったオープニングの登場人物がだいたい同じなんですね。
『アーティスト』の中ではほとんど描かれてませんが、ちらっと登場したスター女優は、『雨に唄えば』のリナジーン・ヘイゲン)に雰囲気が似ているんじゃない? とちょっと嬉しくなりましたが、どうでしょう?

ま、似ているのは最初だけで、ベースは『スタア誕生』なのだそうです。
(参考:映画瓦版



wallpaper① 無料映画壁紙http://wallpaper.artlesskitchen.com/でダウンロード出来ます。
アーティスト壁紙_1.jpg
↑こんな感じになっちゃうだめだめ(>_<)ジョージ。

正直、プライドが高すぎの男はやだねぇって、あんまり同情出来なかったのです。
イライラするし…。(南、イライラする!歳のせい?〈笑〉)
ペピーは陰からジョージをずっと見守ってて、そりゃぁ控えめで一途な女性です。
ある時、ジョージのためにって、お膳立てしてあげるんですけど、
「あ〜 だめ、こういう男はこんなことされるのがすごく嫌なのよ〜」って
思って観てました(笑)。


他の主要キャストは、ジョン・グッドマンジェームズ・クロムウェルなど。
ジョージの愛犬役のアギー(第64回カンヌ国際映画祭パルムドッグ賞受賞。)も忘れては
いけませんね。



wallpaper② 無料映画壁紙http://wallpaper.artlesskitchen.com/より。
アーティスト壁紙_2.jpg
ラブストーリー[揺れるハート]
白黒の光と陰が美しいです。


ラストをどんな風に迎えるのだろう?と思っていたら。。。
時代背景は、ミュージカル映画全盛期に入る1940年代の10年ほど前となり、
フレッド・アステアやジンジャー・ロジャースなどがハリウッドで活躍し始める頃となるわけで。。。
なるほど、ペピーには先見の明がある[ひらめき]
いいラストですね(^▽^)




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人生はビギナーズ [映画]

GWが終わって、2週間。
どっと仕事疲れの方も多いと思いますが、いかがお過ごしでしょうか?

今年のGW中は、観たい映画が揃っていたため、よい連休となりましたv(^^)v

まずは[カチンコ]『人生はビギナーズ(原題:Beginners)

主演ユアン・マクレガー
彼は主役オリヴァー役がほんとぴったり。
そしてクリストファー・プラマーが、第84回アカデミー賞 助演男優賞を受賞した作品です。
老いてなお人生に貪欲に、正直に生きる男性をさらっと爽やかに演じています。

脚本&監督は、グラフィック・デザインやミュージック・クリップ,TVCMなどで活躍の世界的アーティスト、マイク・ミルズ
(私はこの映画に出会うまで全く存じ上げていませんでしたが…^^;)
初のオリジナル脚本・監督作品だそうです。

完全なフィクションだと思っていたのですが、
観終わってから公式サイト(http://www.jinsei-beginners.com/)を見てみると。。。
実は、マイク・ミルズと彼の父親との関係に基づいて生み出されたストーリー
とのこと。いや〜びっくり!





主人公は、職業 : アートディレクターのオリヴァー(ユアン・マクレガー)
38歳独身です。
ストーリーは、オリヴァーの 亡くなった父 ハル(クリストファー・プラマー)の
愛犬アーサーに、「これからは僕と暮らすんだよ」と説明するところから
始まります。

母 ジョージア(メアリー・ペイジ・ケラー)は、ハルが亡くなる以前にすでに
他界していました。
母 ジョージアが亡くなってしばらく経ったある日のこと、
オリヴァーは、75歳となる父 ハルから「私はゲイだ」と告白されます。

ハルはゲイであることを隠さず、今までとは違った新しい生き方を始めます。
服装はやわらかな雰囲気のものへ変わり、アンディ(ゴラン・ヴィシュニック)と
いう若い恋人も作り、ゲイの友人たちと楽しく過ごしていきました。

突然の 父のカミングアウト。。。息子のオリヴァーは戸惑い、考え込みます。
(そりゃそうですよね^^;)
父がゲイであるなら、母 ジョージアとの関係は?
その間に生まれた 自分 とは?



Moviewallpapers.net(http://www.moviewallpapers.net/)より壁紙をダウンロードできますよ。
人生はビギナーズ_壁紙.jpg
ハル役のクリストファー・プラマーが何と言うか…かわいらしいです(笑)。



オリヴァーが子供の頃を回想するシーンで、若き日の母 ジョージアも描かれて
います。
夫との関係にはやはり悩んでいたようなのですが、賢く、またユーモアのある
女性[かわいい]で、とても印象に残りました。

父 ハルが亡くなった後、オリヴァーは、あるパーティーでフランス人女優のアナ
(演じているメラニー・ロランがキュート。若い時のメグ・ライアンみたい。)と
出会います。
アナはちょっと風変わりな女性ですが、オリヴァーをふんわりと包み込んでくれるような[ぴかぴか(新しい)]優しい雰囲気の彼女に、オリヴァーは惹かれていきます。

しかし「ひとりになることを選んでしまう」性格のオリヴァー。
アナとの新しい恋を育んでいけるのか。。。
ハルのように新しい一歩を踏み出すことが出来るのか。。。

観た人がそれぞれに、自分で自分を縛っている「何か」から抜け出そう! という
気持ちになれる作品 ではないかと思います(^^)/




ところで。。。愛犬アーサーは


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シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム [映画]

皆さまお元気でしょうか???
ちょっとお久しぶりとなってしまいましたが、先々月に観た映画について。。。

ガイ・リッチー監督の
[カチンコ]『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』を観てきました。

ハンス・ジマーによる音楽がいいです。
舞台となる1890年頃のロンドンの雰囲気を想像させ、作品全体の盛り上がりに
一役買っていますね[るんるん]



ロバート・ダウニー・Jr.シャーロック・ホームズを演じた作品の二作目です。
ホームズの “ボクシングがプロ級”とか“東洋武術のバリツを体得していた” などの
武闘派部分を前面に押し出した アクション+ミステリ娯楽作品。
な〜んにも考えずに楽しめますね[目]

ただ、モリアーティ教授(ジャレッド・ハリス)の存在やアイリーン(レイチェル・マクアダムス)との関係について予備知識が少しはあった方がいいと思います。
前半、さら〜っと話が進んでいっちゃいますので(^^;


★スウェーデン版「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」のノオミ・ラパスが出演しています★
シャーロック_シャドウ.jpg
壁紙はオフィシャルサイト(http://wwws.warnerbros.co.jp/sherlockholmes2/)から
ダウンロード出来ますよ。


ご存知の方も多いと思いますが、謎解きの醍醐味を味わうという作品ではない
のでご注意ください(笑)。
ド派手なアクションと、天才的な観察眼と推理力を持ち、かつ奇人であるホームズの一風変わった (かなり気持ち悪い女装とか?) 作戦を楽しむ…という作品となって
います。

そして、とにかく、ホームズワトソン(ジュード・ロウ)が大好き[揺れるハート]なのだと
いうことがわかるお話となっています(笑)。




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ドライヴ [映画]

先日、楽しみにしていたライアン・ゴズリング主演の
[カチンコ]『ドライヴ』を観てきました〜。

愛する人を守るために、黙々と目的を果たしていく“ドライバー”が主人公。
まさにクール!なのです。
でもそれだけではない、演じるライアン・ゴズリングには色気がありますね。
寡黙でセクシー。
スティーブ・マックイーンをつい思い起こさせるような。。。



原作はジェイムズ・サリスの同名小説。

自動車修理工場に雇われている“ドライバー”(ライアン・ゴズリング)は、
自動車修理の仕事の他に、映画のカースタントの仕事を請け負うほど、
天才的なドライビングテクニックの持ち主。
淡々と日々を過ごし、必要以上のことはほとんど話さない寡黙な彼は、
夜はまた別の仕事を請け負っています。
それは強盗が逃走する際の車の運転手。
そんな昼と夜の2つの顔を持つ“ドライバー”が、同じアパートメントに住む
アイリーン(キャリー・マリガン)という女性を好きになります。
彼は、アイリーンとその息子ベニシオと親しくなっていき、穏やかな日々を
過ごしていましたが、ある事件をきっかけに、裏社会の犯罪に巻き込まれて
しまいます。。。


壁紙は公式サイト(drive-movie.jp/)からダウンロード出来ますよ♪
ドライヴ_壁紙.jpg
寡黙でも一目惚れの女性への接近は早いのね(笑)


“ドライバー”にはほとんどセリフがないため、その立ち振る舞いや目線とか、
醸し出す雰囲気とかがとても重要になってくるわけですが、それを見事に
ライアン・ゴズリングは見せてくれています。
裏社会の犯罪に巻き込まれてからの“ドライバー”は、愛する人を守るために
反撃に出ますが、確実にことをなすために容赦ないそのやり方には、思わず
目を背けたくなるほどの狂気を感じました(^^;


脇のキャストには非常にクセのある俳優陣が揃っています。
ブライアン・クランストンアルバート・ブルックスロン・パールマン
おじさまがた3人…などなど。
アルバート・ブルックスは初の悪役ということで、またその評価が高く、
注目されているそうですよ。


ジャンルとしてはクライムサスペンス、特に1970年代〜80年代のアメリカ映画のクライムサスペンス風であり、後半はバイオレンス色も濃くなります。
暗くて怖い犯罪映画と思われるかもしれませんが、ベースはラブストーリーでもあるので、実は、観終わった後にロマンティックな感じも残ります。
挿入される曲と、その使い方もかっこいい[グッド(上向き矢印)]

監督はデンマーク出身の、鬼才と評されるニコラス・ウィンディング・レフン
第64回(2011年)カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞しています[ぴかぴか(新しい)]


好きな作品ですv(^^)v





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ドラゴン・タトゥーの女(デヴィッド・フィンチャー監督版) [映画]

先々週のことですが、
デヴィッド・フィンチャー監督版
[カチンコ]『ドラゴン・タトゥーの女』を観てきました。

やはり注目すべきは、主演のルーニー・マーラですね[ぴかぴか(新しい)]素晴らしい。



ある訴訟裁判で非常に困難な立場となっていた、雑誌「ミレニアム」の
ジャーナリストであるミカエル(ダニエル・クレイグ)の元に、一本の電話が
入ります。
それは、スウェーデン有数の財閥の元会長のヘンリック・ヴァンゲルの弁護士
からで、ミカエルに、そのヘンリックと会ってもらいたいというものでした。
ヘンリックから、ヴァンゲル一族のひとりであるハリエットという少女が40年
前に失踪し、今だ解決していないので、その真相究明をしてほしいと依頼され
たミカエルは、その調査を始めます。
調査するものの、なかなか新しい発見がないなか、ヘンリックの弁護士を通じ
て天才ハッカーのリスベット(ルーニー・マーラ)を知ったミカエルは、彼女を
助手として雇い、調査を続行していきます。。。


dragontattoo壁紙_2.jpg
wallpaper①「無料映画壁紙」より
☆ミカエル役は6代目ジェームズ・ボンドのダニエル・クレイグ☆


結構キツイ場面があると聞いていたので。。。
最初に映画化されたスウェーデン版は気になるものの怖くて観ていない
のですが、どうにも気になって(笑)、今回は観てきました。
やっぱり、キツイ場面はありましたが、予想していたのでなんとか…。
女にとって非常に嫌悪感[パンチ]極まりないシーンでしたが、スウェーデン社会
背景として、また主役のリスベットという人物を知るには、彼女の置かれて
いる状況を語る必要があるということのようですね。

ストーリー途中から浮上する、ある一連の事件が猟奇的ということもあり、
全体的にダークな陰鬱な雰囲気で覆われているという感じです。
犯人はクレイジーそのものだし、その心理状態はとても理解できるものでは
ないですからね、キモチワル。。。という後味は残るかな(-_-;


dragontattoo壁紙.jpg
wallpaper②「無料映画壁紙」より
★オープニングすごくカッコイイですよ★


ただ、主役ふたりのキャラクターは魅力的です[グッド(上向き矢印)]
特に小柄で華奢な、けれども精神的にも肉体的にも強いリスベットに、何か壮絶
な過去がありそうな気配を感じつつ、すっかり彼女のその行動から目が離せなく
なってしまいます。
演じたルーニー・マーラは、アカデミー主演女優賞ノミネートされましたねv(^^)v

☆あ! そうそう。
今回の デビッド・フィンチャー監督版 のラストは原作とは異なるそうです。
(原作を読んでないので、何が違うのか私にはわかりません(^^; )


原作は続編(〜3まで)があるので、スウェーデン版の映画はすでに公開済。(←終了してます)
wowowでまたやらないかなぁ。。。



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蛇のひと(wowowにて) [映画]

最近、アクター西島秀俊さんに心奪われています。
以前から気になる役者さんでしたが、だんだんと歳を重ねてきた の方が
断然素敵だなぁと。。。
ま、ドラマ[TV]『ストロベリーナイト』の影響大です。単純です(笑)。
竹内結子さん演じる姫川主任(警部補)に「菊田〜!」と呼ばれて「ハイッ!」と
言う警察の体育会系の返事が。。。なんだか胸きゅんです。
(あえて萌え〜とは言いたくない・笑)

最新作の[カチンコ]『セイジ−陸の魚−』を観に行きたいけど、たぶん無理なので、
wowowで何かやってないか調べたら、2本出てきました。ワ〜イ(^-^)
『蛇のひと』『LOFT ロフト』です。

…ということで、録画予約しておいたのを先日、観てみました。

『蛇のひと』
『第2回WOWOWシナリオ大賞』受賞作品(2009年)を映像化したドラマ。
(放送は翌年。)
2010年9月には、一部の劇場で1週間限定で公開されたそうなので、
ブログのマイカテゴリーは「映画」としました。
【脚本】三好晶子(大賞受賞者)
【監督】森淳一
【主な出演者】永作博美 西島秀俊 國村準 田中圭 板尾創路 ほか  

ある朝、いつものように営業事務の三辺陽子(永作博美)は勤務先の会社へと
出勤します。
すると、会社では部長が自殺をしたと大騒ぎになっていて、また同時に課長の
行方がわからないという。
課長の部下である陽子は社長室に呼ばれ、課長の行方を探すように言われます。
実は課長には1億円横領の疑いがあるというのです。
課長=今西由起夫(西島秀俊)を探すことになった陽子は、プライベートでの
今西について全く知らなかったのですが、今西を知る様々な人物に会う中で、
会社以外での顔を少しずつ知ることになります。。。



すごく面白かった[グッド(上向き矢印)]です。
面白い…というと語弊があるかもしれないですが…。
愉快な話ではないです。
哀しいお話と言えるかもしれません。(悲しいではなく哀しい。)

でも、いいドラマでした[ぴかぴか(新しい)]観終わった後に、なにやら考えてしまう。
いろいろなドラマや映画を観た中で、こんなにも余韻が残るのも
珍しいと思う。

衝撃的なシーンで記憶に残させようというのではない。
だんだんと核心に近づいていき、その意外性のあるストーリー展開
素晴らしいということはもちろんなのですが、
観客は、哀しさと激しさ を合わせ持った失踪者=今西由起夫という
人物にすっかり魅了されてしまうということ が、「余韻」の大きな
理由かも知れません。

そして、これまで以上に西島秀俊さんにノックアウト状態です(笑)。




hakushu.jpg
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ちなみに『LOFT』の方は…


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M : i / ゴースト・プロトコル [映画]

そういや、元日は映画が1,000円なんだなぁ〜
……ということで、元日に[カチンコ]『M : i / ゴースト・プロトコル』を観てきました。

もともと、M : i や 007 などのスパイものはテレビシリーズも含め大好きなので、派手なアクションシーンがあまり無くても構わないのですが、
トム・クルーズ主演の映画版の 今回4作目、まさにジェットコースタームービーで、何も考えずに楽しめました♪♪
舞台がモスクワ,ドバイ,ムンバイ,ブダペストと目まぐるしく変わるのも見所[目]のひとつですね。

監督はブラッド・バード




作品前半の、空からの、高層ビル群を速いスピードで撮ったシーンが迫力あるカメラアングル[映画]です。
若干、気持ちわる…となりましたが(笑)、気持ちは高まりますね[グッド(上向き矢印)]
そしてその勢いで、シリーズお決まりのトム・クルーズ最大の見せ場へと突き進んでいきます。
やはり手に汗[たらーっ(汗)]握りました〜。
高所恐怖症の方、大丈夫でしょうか?(^^;

(壁紙その1 オフィシャルサイトhttp://www.mi-gp.jp/より)
ゴースト・プロトコル_壁紙1.jpg
今回もノースタントで挑んだトム・クルーズ。



トム・クルーズの役はご存知、出来る男・超優秀なIMF諜報員イーサン・ハント
そのイーサンの人物設定として年齢からくるものなのか、過去からくるものなのか、シリーズはじめの頃より、ストイックな雰囲気が強く出ていると感じました。。。けど、どうなんでしょう?

イーサン・ハント以外のキャストについては。。。
『ハート・ロッカー』主演のジェレミー・レナーが出演するということで、公開前から話題でしたね。
チームに途中から参加するちょっと怪しいメンバー=ウィリアム・ブラントの役を演じ、なかなか切れのあるアクションを披露しています(^^)v


(壁紙その2 オフィシャルサイトhttp://www.mi-gp.jp/より)
ゴースト・プロトコル_壁紙2.jpg
チームメンバーの強くて美しいジェーン・カーター役にポーラ・パットン
パーティー潜入はスパイものには欠かせません(^^)



他に、『ミレニアム』シリーズ(スウェーデン映画)のミカエル役のミカエル・ニクヴィスト(同じ名前だからややこしい^^;)や、
『スラムドッグ$ミリオネア』でクイズ番組司会者を演じたアニル・カプールも出演していて、映画ファンにとって楽しみどころが多いですね。


私としては、シリーズ3作目に出演していたジョナサン・リース=マイヤーズ
チームの一員で活躍するのをまた観たいな〜[揺れるハート]と思っているのですけど。



ところで。。。
トム・クルーズの体型は格闘家のようになっていたのが気になりました。
あの筋肉は、なかやまきんに君が羨ましがること間違いないです(笑)。



hakushu.jpg
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